ここのホッピーは、一風変わっている。
第一に、
巷間で「白」と呼ばれるホッピーを
「赤」と言う。
最初は、
「赤にしますか?黒にしますか?」
と聞かれ、戸惑ったものである。
この赤ホッピーとの呼び方は、噂に聞いていたが、埼玉・上尾で存在していたのである。
第二は
ホッピーのサーブされる方法だ。
これも、初めての経験であった。
カウンターの上に並ぶのは、この
三つである。
これを、ぼくは
TWO-STEP HOPPYと命名した。
ホッピーの人気の理由は、飲み手がひと手間かけるところにあると思う。
カレーライスのルーと同じで、主導権が自分にあるのである。
自由に調整できるのが良い。
そういう点から言えば、ここのホッピーは、ふた手間かかるわけだ。
裁量権が大いに増すのである。
後回しになったが、モツ煮込み 380円も頼んだ。
味噌の風味は香ばしく、下町より濃厚な感じである。
それでいて、あっさりした汁に、しろモツがたっぷり入っている。
下のほうには、大根やにんじんがあるがこれは少なめ。
こんにゃくは、細切りになっている。