高校3年生のクラスは、国立理系クラスでした。

エンジニアである父は、某戦艦の建造にたずさわったのが自慢の種で、いつしか同じような道を歩もう・・・と工学部への進学を高校3年2学期まで考えていたのですが、どこをどう間違ったのか、全然違う道を歩むことになってしまいました(苦笑)

血筋なのでしょうか?機械類が好きで、小学生の時は、建機(クレーンなど)のプラモデルをよく作りました。いわゆるユンボなんていうものです。とにかく格好良い姿にみとれました。

他に、戦艦とかバイクとか作りましたが、不思議なことに、戦車を作ったことはありませんでした。それが、中年の今になってハマっているわけで、皮肉ですが、戦車プラモのパーツを、いろいろ組み立てているうちに、戦車の構造とはどういうものかを知りたくなりました。

そうした折、たまたま、ぶらりと立ち寄った江戸川区の小さな本屋で、ふと出会ったのがこの本です。
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何だ、戦記物かい!と思われるかもしれませんが、その内容はといえば、他に、日本の戦車にまつわる歴史についても、事細かに記されております。もちろん、先人たちが、さまざまなアイデアを駆使して作り上げた戦車のメカニックには、目を見張るものがあります。
道なき道を突き進む過酷な環境に耐えられるメカを実現化しないといけないわけですから、大変だったと察します。

あの時代、100トン戦車を試作したというのは、ものすごいことで、自らの重さに耐えきれなかったというのも、笑うに笑えない事実ですが、これも歴史の一ページです。

※楽笑は、戦車を通じて、決して戦争を賛美しようとは思っていません。単純に、戦車というものを追求したエンジニア精神が好きなだけです。

あのポルシェがドイツの戦車に大きく関わっていたことは、知る人ぞ知る事実ですが、日本も、戦後の自動車大国になったことは、単なる偶然ではないような気もします・・・。

戦車というと、どこか、動きが緩慢なイメージがありますが、最新型10式は、時速70キロで走行できるのですから、you tubeで見ても、すごい機動力がわかります。

さて、プラモの話に戻ります。
数ミリの小さいパーツを塗装することになりました。今までなら、それほど気にしなかったパーツもリアルには、大切な役割を担っているということが分かると、塗装に気合が入りました。
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今回は、枝につけたまま、塗装するということにしました(・・・紛失のリスクありますから)
切り離して、両面テープに貼ってから固定し、塗装するテクもあるそうです。
いずれにせよ、パーツが小さいだけに細心の注意が必要なんです。
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気が付けば、時計の針は、二時を回っておりました。これから、ハイボールを飲んで寝ましたが、案の定、睡眠不足が解消したわけではありませんでした。

戦車プラモ作りは、中年にとっては、過酷なものですが、がんばります(笑)