かつて、笹塚の「はだか電球」を訪問した時は、煮込みを食べ損ないました。
肉を食べ過ぎていたから・・・という理由からでしたが、あれから、あっという間に4年の月日が流れました。今回は、その姉妹店で、リベンジを果たすことにしましょう。
ヲタオヤヂ、一人で、がんばります!
はだか電球(ビルの2階です)
ここには、999円で、「生ビール、枝豆、冷奴、好きな料理一品を選べる」お得なコースがあるのです。(※別途、席料が300円かかります。)
いいんじゃないですか、こういうのって。
着座してすぐ、生ビールをホッピーに変えてもらうというワガママ行動に出ました。無理を言いました(^^;)
ホッピーは、いつもながら、美味いですね。
ほどなくして、枝豆と冷奴も、登場です。
ちょい飲みには、定番の品です。テレビを見ながら、ぼちぼち、やります。
この店には、料理のランキングが掲げてあって、「自慢のすじ煮」は、第六位です。煮込み好きとしては、この微妙な位置が気になりますけどね。
「すじ煮 ください」
大きな声で、注文したのは、期待の証です。
主賓の登場を心待ちにしていたわけですが、よもやのドエライ一品が出てきました。
自慢のすじ煮 490円(単品の場合)
どんぶりに近い器にたっぷり入っている煮込みは、圧巻の体。
すぐに目に飛び込んでくるのは、堂々とした牛すじと大ぶりカットの根菜、人参と大根。
目を凝らせば、そこには、こんにゃくとごぼう。
汁の表面に、浮いている小さい脂が物語るのは、
この煮込みが、一般的なものと決定的に違うと教えてくれるようなもの。
・・・それが、汁のベース
一言で例えるなら、「がめ煮」の汁。砂糖、醤油、みりんが使われている少々甘辛い味。
鶏の味も、心なしかする。
この汁に、煮込まれた、とても一口では食べきれない牛すじ。
歯ごたえは、がめ煮の鶏肉とは全然異なるものであるから、パクリと、食らいつくのがいい。
醤油ベースで煮込まれることが多い牛すじを、あえて、この汁で煮るというチャレンジ精神には
敬意を表したい。また、二人以上で分け合ってもいいボリュームは、絆を深めるにはもってこいだ。
いわゆる煮込みとしては、やや亜流であるが、満足度の高い構成にしあがった逸品。
当時、笹塚店の記録を見ると、「すじ煮 560円」とあります。姉妹店といえど、店が違いますから、単純には比べられませんが、値段が下がっております。
これは、企業努力の賜物、そして、庶民感覚に近づいている証拠・・・好意的にとらえたいものです。煮込みの値段というものは、500円を超えると、とたんに「高いな」という印象になりますから。
世間には、「名は体を表す」ということわざがありますが、こと、煮込みに関しては通用しません。例えば、今回だけでも、「すじ煮」というだけでは、文字通りのことしか、わからないのです。
これが、「実際、食べてみないと分からない。食べたら、驚いた!」という魅力にもつながっていくのですから、本当に面白いものです。だから、煮込み探検、やめられません。ごちそうさん
※2015.7.7 改訂
スジ肉もたっぷり~驚きですね。
ひとり飲みだと、その一品で完結ですね。
ちなみに女性客ってどのくらいいるんですか?