!このお店は現在閉店しております。

ぼくのせいで、会の始まりが遅かったので「戎」を出たのは、10時半をとうに過ぎていた。
しかし、四人には、もう一軒行きましょうという暗黙の了解がある。しばし、西荻窪南口界隈を散策することにした。

ここは、中野と同じで、個性的な飲み屋が多く存在するエリアである。

その中から、店先にかかる縄のれんがひときわ目を引くこの店に入ることにした。

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このような素晴らしい暖簾をくぐりたくなるのが、酒飲みの心理っていうもんだろう。店内は、左手が長いカウンター、右がテーブル席というつくりになっている。”もつろん”、テーブル席に陣取る。

まずは、ホッピーから乾杯だ。

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ここでは、中に、さりげなくキンミヤが使われているのである。道理で、美味いわけである。→四人分のホッピーは、圧巻


さあてと、にこけんの二次会だ。煮込みは欠かせない。「もつ煮込み、ありますか?」と聞くと、「最後の一杯です」とのことである。 
◇もつ煮込 360円

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最後の一杯だというので、大盛りにしてくれた。モツを使用した、この煮込みは、まさに正統派である。味噌ベースのお味は、下町の煮込みと同じである。特別サービスとは言え、この値段でこの質と量には、頭が下がる。 

正直、このあたりから記憶の一部がとんできている。ただ、「中」を追加して、ホッピーを外1中2で終えたことだけは覚えているが・・・ポテトサラダを食べたことは、デジカメの写真で思いだした。
さてさて、個性的な飲み屋が多い中で、昔ながらの居酒屋スタイルを貫いているこの店はエライ。 店先の縄のれん、赤ちょうちん、中のカウンターに椅子、もつ煮込を始めとする料理の数々…どれを取っても、基本ははずさない。 あくまでも本流… 最初から最後まで、この安心に抱かれた幸福感は、心地いいものであった。

★制覇まで、あと207杯★
※2015.8.1 移植